更新日:2014.10.15ヨウスコウワニの同居 その3
更新日:2014.10.15
ヨウスコウワニの同居 その3
台風が過ぎるたびに、少しずつ涼しく秋が深まっていく今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。ヨウスコウワニの同居 第3弾をお送りいたします。
2回目の同居で、メスの状態からオスがしつこく追い回していることが推測され、そこからやるべきことが分かってきました。リクガメなどでもよくあるのですが、別飼いしていたオスとメスを同居させると、オスは交尾をしかけてメスにアタックを繰り返します。甲羅をぶつけ続けたり、ひっくり返そうとしたりするのですが、しばらくすると何もなかったかのように落ち着いてしまうんです。
ワニはその行動が噛みつきなのだろうと考えました。そこでオスが噛みつけないようにして同居させて落ち着くまで置いておけばいいのだろうと思い、3回目の同居にトライしました。
問題は全長170cmのワニを保定して口にテープを巻けるかでした。今までやった最大サイズは150cm台でしたので未踏のサイズだったんですね。まあでも何とかうまくいきました。
更に一応念のために1つの展示場で同居させるのではなく、扉を開放にして2小間で同居させました。
ところが事件が起こりました。2日目の夜にオスが自分で口のテープを取ってしまい、メスに噛みついてしまったんです。メスの頭部にいくつか傷ができてしまいました。背中にも何か所か噛まれた跡がありました。
様子を見ていたのですが、オスがメスに近づき、メスが逃げるという行動が多く見られましたので、しょうがないのでまた別居させました。でも方法は間違えていないはずなので、次回も同じ方法でやろうと考えました。
長々続きましたが、次回で最後です。