更新日:2015.02.02トラの雪の日の過ごし方
更新日:2015.02.02
トラの雪の日の過ごし方
動物園では、正午頃から雨に変わり雪だるまが作れるほどは積もりませんでしたが、そんな雪が降った日のアムールトラ(メイメイ:メス)の紹介をします。
うっすらと雪が積もっている展示場。寝室との間仕切りを開けると、さっそうと展示場に飛び出していきます。夜間は寝室に収容していますので、外に出るのが待ち遠しかったようです。
展示場をぐるりと1周歩いたのち
そそくさと部屋に帰っていきました。
アムールトラはロシア沿岸部の寒い地域に生息する動物のため、本来寒さには強い動物です(別亜種のトラに比べ毛の密度や体の大きさが違います)。しかし、メイメイは今年で18歳の高齢になり年々寒さに弱くなってきたようにも思えます。
一度外に出たものの、この日の寒さには勝てなかったようで一日の大半を寝室で過ごしていたようです。
夕方、獣舎の戸締りをしているとどこからか視線を感じます。
さてここで問題!!!アムールトラはどこにいるでしょう?
すでに全身見えていましたね。。。
トラの体の模様は茂みに入ると保護色となり、獲物がトラの存在を気づきにくくなるといわれています。
この時も一瞬トラを見落としてしまい、展示場から収容するのを忘れたかと思うほどでした。
しばらく、かくれんぼに付き合ってあげると満足そうに床についてくれました。
メイメイはかくれんぼが大好きな個体で、機嫌がよいと飼育担当者以外を遊びに誘ったりもします。
もしメイメイがかくれんぼをはじめたら、ぜひともお付き合いください。
飼育展示係 大滝