更新日:2015.02.01疥癬症のタヌキ
更新日:2015.02.01
疥癬症のタヌキ
今日は野毛山動物園では冬の寒さ知らず(室内・終日暖房あり)の、動物病院からご紹介します!(^^)!
これは疥癬症(かいせんしょう)という皮膚病にかかってしまったタヌキです。
疥癬症は、ヒゼンダニというダニが寄生することによって発症します。
このタヌキは去年の11月に保護されてきました。
体全体の皮膚にかさぶたができています。タヌキのふわふわの毛が、ごわごわになっています。
この頃は衰弱して健康状態が悪いことが多いです。
投薬を行い、1か月くらいすると、全身の毛が抜け落ちてしまいます。さすがに寒そうです。
そして毛が生えてくるのを待ちます。
これは最近の写真ですが、どんどん毛が生えてきました。
近づいて撮影したため、怒っています。
野生に帰る準備のためにたくさん食べて、まるまる太りました。
春になって暖かくなったら、野生に帰れるといいね!
(飼育展示係 市川)