更新日:2016.06.26ミカン・デコポンのhappy baby
更新日:2016.06.26
ミカン・デコポンのhappy baby
猛獣舎の横にある小獣舎には、仲の良いデコポン(オス)とミカン(メス)というアナグマのペアが展示されています。
ところが、これまで仲良く寄り添っていた2頭が、この何か月かデコポンしか展示していないことにお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。
実は、待望の赤ちゃんが3月30日に生まれたのです!!生まれたばかりの頃はとても小さく、手のひらで軽く握れるくらいの大きさです。目も閉じて、毛もほとんど生えていませんでした。
アナグマの赤ちゃんの成長はとても緩やかで、生後約50日でやっとこのくらいに。
目もうっすら開く程度。
今回は、ミカンにとって初めての育児だし、飼育担当も交替したばかりなので、なるべく刺激をかけないように心がけています。でも、やっぱり飼育担当者としては、赤ちゃんが元気に育っているか気になるし、今後のためにも記録を取りたい。
時折、ミカンが巣の隣の部屋でご飯を食べてもらっているうちに、そ~っと、侵入し赤ちゃんの体重を測定しました。
でも、すぐに気配を感じて、部屋を仕切っているドアをミカンがすごい勢いで連打します!
「うちの子に何やってるのぉ! ここ開けなさい!」と、その迫力が強烈で、「ごめんなさい。すぐ、出ます。何もしません!」とすごすごと担当者は退却するしかありません。
他の動物園では、もっと大胆に赤ちゃんに接触できた話も聞くのですが、どうもミカンはなかなか許してくれません。しっかりママに守られて3頭の子どもたちが順調に成長できれば、それで良いかもしれません。
いつのまにか、3頭でじゃれあったり、室内をよちよち歩くようになりました。
展示場デビューがいつになるかは、厳しいミカンママとの相談次第ですが、ぜひ楽しみにしてください。