更新日:2022.09.269月17日は国際レッサーパンダデーでした!
9月17日は国際レッサーパンダデーでした!
みなさんこんにちは。レッサーパンダのブログが久しぶりになってしまい、失礼しました。
イチゴ(メス・10歳)はこの夏もマイペースに過ごし、無事乗り切ることができました。
最近では涼しい時間帯も増え、外で過ごすことも増えてきています。
さて、みなさんは「国際レッサーパンダデー」という日があるのをご存知ですか?
国際レッサーパンダデーとは、ネパールに事務局を置きレッサーパンダの保全活動を行っている
レッドパンダネットワーク(以下RPN)により提唱され、毎年9月の第3土曜日と定められています。
この日はレッサーパンダの魅力と野生の状況を知ってもらうため、
世界中の動物園で様々なイベントが行われます。
今回は、野毛山動物園での当日の様子についてお伝えします。
※野毛山動物園の取り組みについてはコチラ
・特別ガイド
その週末は台風襲来の予報で心配しましたが、17日はなんとか曇りで持ちこたえ、
大勢のお客様にガイドを聞いて頂くことができました。
翌18日も特別ガイド実施予定でしたが、大雨が降ったり止んだりの不安定な天気。
大雨の中イチゴに出てきてもらうのは忍びないので、中止とお知らせさせて頂きましたが、
ちょうどその時間雨が止み、お客様がそれなりにいてくださったこともあり、短めのガイドを行いました。
今後はしばらく夏休みを頂いていた「お食事タイム」が再開しましたので、
ぜひまたガイドを聞きに来てください!
・パネル展
「野毛山レッサーパンダ年表」、「レッサーパンダはかせになろう!(レッサーパンダの基礎知識)」、
「野生のレッサーパンダの状況・わたしたちにできること」、「レッドパンダネットワークの取り組み」
の4本立てです。
ボリュームのある内容なので、全部読むのは疲れてしまうかもしれませんが、
みなさんにレッサーパンダについてプラスの情報を!と思い、作りました。
動物園のレッサーパンダ、野生のレッサーパンダについていろいろと感じたり
考えてもらうきっかけになればと思います。
(パネル展は10/16まで開催しています。)
・生息地を感じよう!(動画公開)
今回、パネル作製にあたり現地の様子をより詳しくお客様に紹介したいと思い、
RPNのスタッフの方にご協力をお願いしたところ、快くたくさんの写真を提供してくださいました。
せっかく頂いた資料なので、パネル展に入りきらなかった写真や動画もぜひみなさんに見て頂きたく、
動画形式にして、なかよし広場前の休憩所のモニターで公開しています。
この動画はパネル展と同じく10/16まで公開中です。
ぜひ休憩がてら、野生のレッサーパンダが棲む地域や森の様子に思いを馳せてみて下さい。
・募金活動
RPNの活動資金は主に世界中の動物園や個人からの寄付によるものです。
野毛山動物園でもRPNの取り組みを応援したいと思い、
今年初めての募金活動を行うことにしました。
↑ 野毛山特製レッサーパンダ募金箱
特別ガイド後は、職員がこの箱をもって立ち、
おかげさまで、たくさんのお客様からご協力を頂くことができました。
ありがとうございました!
このチャンスを逃した方は、10/16まで入園口にこちらの箱を置いています。
自分でレッサーパンダの生息地に行くことは無理でも、
現地で活動して下さっている方々の支援をすることで、
レッサーパンダの保全活動に関わることができます。
頂いた募金は全額RPNに寄付します。
みなさんのお気持ちがレッサーパンダの棲む森の再生に役立てられますので、
ぜひご協力をお願いいたします。
上にも書きましたが、パネル展、動画公開、募金活動は10/16まで行っています。
レッサーパンダのために自分にできることは何か、パネル展にヒントも書いています。
ぜひこの期間にイチゴに会いに来てください。
そして、その背景にいる野生のレッサーパンダのためにできることを考え、
実行して頂ければと思います。
みんなの力でレッサーパンダを絶滅から守りましょう!
飼育展示係 永井