更新日:2020.07.14バードケージメンバー交替(マガモ再来の巻)
バードケージメンバー交替(マガモ再来の巻)
以前大池にいた展示していたマガモのペアを、バードケージで展示してみることになりました。体重を量ったり、足裏などに異常がないかなどをチェックして移動します。
まず初めは雌を放してみました。
意外に気にせず、スタスタ入って行きました。
次に雄の番。
雌の後を追いかけ、辺りを気にして心細そうです。
「ちょっと待ってくれよぉ」と言わんばかり。
雌は気にせずケージ内を散策。ひたすら雌の後についていく雄。
そんな新入りの様子をオカヨシガモ(雄・手前)とオナガガモ(雌・奥)たちも気になるみたい。
オシドリの雄は果敢にアタックをかけるも、マガモの大きさに勝てず諦めていました。
しばらくするとマガモたちも久しぶりに大きなプールで水浴びをして、ホッと一息ついていました。餌の場所や周りの鳥たちを少しずつ覚えて、バードケージの様子に馴染んでいったかのようにみえました。
ところが3~4日経つと、マガモの雄が本領(?)発揮し始めたのです!
大きなプールを独占するようになり、他のカモが入ってくると追い出し、
プールから出てもまだ追いかけまわすようになりました。
一番攻撃を受けたのが、オナガの雌です。マガモの雄に激しく追いかけられたり突かれたりしても、相棒(?)のオカヨシガモの雄は知らん顔。
このままだと、平和だったバードケージ内の均衡が崩れ、悲しい事故に繋がりかねません。
そこで、やむなくマガモの雄だけ、元の施設に戻ってもらいました。
1~2日、残された雌は一羽でポツンといて寂しそうでしたが、
意外に早くオカヨシガモやオナガガモと一緒にいるようになりました。
雄の方も、雌がいない独り暮らしに落ち込むかと思いきや、しっかり餌を食べ体の状態も悪くなさそうです。
これで一件落着。とりあえず当面は、オカヨシガモ(雄)とオナガガモ(雌)とマガモ(雌)の緩やかな関係の仲間たちがバードケージでのんびり暮らしていけそうです。
(飼育展示係 尾崎)