更新日:2020.09.14"クロ"
"クロ"
みなさん、こんにちは!
まだまだ残暑が厳しいですがいかがお過ごしでしょうか?
少し間が空いてしまいましたが、この間の9月6日は何の日かご存知ですか??
調べてみるといろいろな日として呼ばれているようですが、
語呂合わせで9(ク)6(ロ)、黒の日になります。
野毛山動物園で"クロ"といえば、もうみなさんわかりますね?
そう!オ"グロ"ワラビーです!
(きっと皆さんクロツラヘラサギを思い浮かべたことでしょう。)
でも実際にオグロワラビーをご覧いただいたことがある方はご存じかもしれませんが、
実はそんなに黒くない。。。
名前の通り、尾が黒っぽいのが特徴です。
(後姿だけでどの個体かわかったらかなりのワラビー通!)
英名はSwamp wallaby(直訳:ヌマワラビー)ですが、Black wallaby(直訳:クロワラビー)、Black-tailed wallaby(直訳:オグロワラビー)、Fern wallaby(直訳:シダワラビー)などとも呼ばれているようです。
Black wallabyなんて言われると真っ黒なワラビーを想像してしまいますよね?
ただ、オーストラリアに棲む野生の個体の中には全身がかなり黒っぽい個体もいるようです。
そんな、オ"グロ"ワラビーですが、尾以外にも顔や四肢が黒くなっています。
野毛山動物園にいる個体はどちらかというと茶色っぽい体をしています。
オスのヤサブローは顔の黒い部分の模様がはっきりしており、写真のように色の濃淡が強いのが特徴です。
個体識別の際には顔の模様の違いもぜひ参考にしてみてください。
今回ブログを書いていて、動物がなぜその名前を付けられたのかなどを考えるのも楽しいなと感じました。
ワラビー以外にも体の特徴や色を元にして名前がついている動物はたくさんいるのでぜひ探してみてください!!
おまけ
最近のブブちゃんは、来園者の方から見えにくい位置がお気に入りのようです。
よくその場所でお昼寝をしています。姿が見えないこともありますがご了承ください。
(2枚目の写真の状態のときには一瞬ドキッとしましたが熟睡中のようでした。)
ワラビー通がいてほしいオグロワラビー担当 木村