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更新日:2024.06.27若手飼育員もトレーニング!?

更新日:2024.06.27

若手飼育員もトレーニング!?

今回はチンパンジーではなく、飼育員のお話です。

チンパンジーも飼育員も、同じ「ヒト科」ということでご了承ください(笑)。

さて、前回チンパンジーたちの新たな取り組みとして、

獣医と一緒にトレーニングを始めた事をご紹介したのですが、

実は我々飼育員たちも今年度より、新たな試みを開始しました。

それは若手飼育員向けの「実技講習」です!

作業風景.jpg
飼育員の仕事内容は通常の飼育業務だけではありません。

動物の巣箱や解説看板を自作したり、サル類や鳥類の止まり木を交換したり、

はたまた動物の搬出入を行ったりと多岐にわたり、

それに伴い様々な工具の使用法やロープワーク等を習得する必要があります。

近年、野毛山動物園では飼育員の世代交代が進み、若手飼育員がかなりの数を占めるようになりました。

そこで、若手飼育員たちに飼育員として必要な様々な技術を伝えることを目的として、

今年度から「実技講習」を月一回の頻度で行うことにしたのです。

講習風景①.jpg
さて、記念すべき第一回のテーマは、荷物や輸送箱の運搬等で必須となる「南京結び」!

ロープワークの中でも使用頻度の高い結び方です。

講習風景②.jpg
ちなみに講師役は、主に中堅職員が務めているのですが、

いつの間にか自分たちも教える側の立場になったんだなぁと、

時の速さをしみじみと感じております(笑)。

講習風景③.jpg
そして今月の講習は、南京結びと同じく荷物や輸送箱の運搬に必須となる、

「ラッシングベルト」の使用法をテーマに実施しました。

講習風景④.jpg
この実技講習を通して、横浜のみらいを見つめる若手飼育員たちが、

少しでも多くの技術を習得してもらえたらと願っています☆

(チンパンジー係5年生 伊原)