更新日:2021.02.15生まれました!?
生まれました!?
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
なんとオグロワラビー舎にビッグニュースです!!
2021年2月6日、オグロワラビーの雄の赤ちゃんが生まれました!
お母さんはアスタです。
正確には生まれたのではなく着地と言って
袋から体を完全に出すようになったのが2月6日でした!
オグロワラビーはカンガルー科に属する有袋類の仲間です。
生まれてくる赤ちゃんは約1g、1円玉ほどの大きさで生まれてきて、
出産後赤ちゃんは自分の力でお母さんのおなかをよじ登り袋へと入っていきます。
出産を確認することは難しいため、
野毛山動物園ではこの"着地日"を誕生日としています。
最近は袋から顔を出すことも多くなっていたため、
気が付かれている方も多かったのではないでしょうか?
2020年9月、今回お母さんとなったアスタの健康診断をしているときに袋に嚢児がいることが分かりました。
(初めに確認した時の様子)
2020年12月30日に初めて袋の中から顔を出す様子が確認されました。
(まだ毛も生えていませんでした)
そして、2021年2月6日、夜間行動観察用に設置していたカメラの映像に嚢児が出袋(袋から体を出すこと)していることを確認しました。
(夜間のカメラの映像なので分かりにくいですが、黄色の矢印の先にいます)
今のところ、夜間の出袋は確認していますが、昼間の出袋は確認できていません。
赤ちゃんにとって袋の外の世界は未知の世界です。
これからどんどん新しいことを見て、聴いて、感じて成長していく赤ちゃんの様子を優しく見守っていただければと思います。
実は今回袋の中にいるということが分かってから、アスタに袋の中を見せてもらえるように、
袋を触っても許してくれるようなトレーニングを行っていました(万が一袋から嚢児が落ちてしまってもすぐに戻せるように)。
アスタは担当者の下手っぴなトレーニングにも快く協力してくれていたため、
保定(捕まえる)することなく袋内の様子も撮影ができました。
次回は成長の様子をお伝えできればと思います。
オグロワラビー担当 木村