更新日:2021.05.18ハミルトンガメの産卵
更新日:2021.05.18
ハミルトンガメの産卵
ハミルトンガメが例年通り産卵の時期になりました。
朝、爬虫類館にいくと産卵場に一頭上がっており、個体の鼻先が砂で汚れ地面も均したようになっています。
個体がどいたあとに産卵場を掘ってみると
卵が発掘されました。
前日の夕方に陸場にあがっていましたので、この個体が産卵したものだと思われます。
だがしかし、担当者は前日歯が痛く記憶が曖昧なため、念のために確認作業に取り掛かります。
外見みても産卵したかどうかわかりませんので、レントゲンで確認します。
同居しているハミルトンガメのうち産卵する可能性のある3頭を順次レントゲン撮影していきます。
3頭中2頭に卵を確認いたしました。卵が無かったのは産卵場にあがっていた個体ですので、産卵したものと判断いたしました。
ハミルトンガメは多いと一度に20個ぐらい産卵しますので、レントゲンで見てみるとお腹の中は卵で溢れかえっており、他の臓器はどこへいったのやらといった状況になります。
ちなみに前日、歯が痛い中採卵した卵はどうにか孵卵の準備をして孵卵器にいれています。
しばらく、ハミルトンガメの繁殖が停滞しているので、今年は孵るといいな。
飼育展示係 大滝