更新日:2022.11.05悲しいお知らせ
更新日:2022.11.05
悲しいお知らせ
10月28日に、二ホンアナグマのメス、ミカンが亡くなりました。
野毛山動物園での飼育期間は13年と188日。13年半でした。
死因は、内臓の腫瘍が原因のようですが詳しくは検査待ちです。
2009年4月23日に保護(寄贈)され、野毛山動物園の一員となったミカン。
名前の由来は、ミカン畑で保護されたから、とか・・・
その翌年オスのデコポンが保護され、ミカンと共に暮らすようになりました。
(下ミカン)
(左ミカン)
(右ミカン)
古いデータをいろいろ探していたら
3頭一緒に写っている写真を見つけました。
この2頭より前に来園した、
ズーラシア生まれの"カボコ"という個体のようです(1番手前、上ミカン)。
2013年にカボコが亡くなり、2頭になったミカンとデコポン。
2016年3月30日に3頭の子の親になりました。
この3頭の子は、その後他園に移動となりました。
子別れしたミカンとデコポンは、別々に飼育されるようになりました。
昨年くらいから春先には"いびき"をかくようになり
目もしょぼしょぼするようになってきたミカン。
食欲や便状には変わりないため、年齢を考慮しそのまま観察を続けていたところ
この10月28日、静かに息を引き取りました。
近年のミカンは、日中は箱の中で寝てばかりいたので
ご来園の方にとっては、あまり馴染はなかったかもしれませんが
「ミカン」(「デコポン」も)という名前に反応される方も多く見受けられました。
野毛山動物園の二ホンアナグマは、デコポン1頭になってしまいましたが
本来夜行性のアナグマ、寝ていたとしてもその姿をそっと見守ってあげてください。
(やせヒゲ眼鏡 田島) Zoo is the peace!!