更新日:2022.12.12ミゾゴイがやってきた!
ミゾゴイがやってきた!
皆さんお久しぶりです!
少し前の出来事になりますが、11月21日に横浜市繫殖センターから
ミゾゴイ2羽(オス1羽、メス1羽)がやってきました!
ということで今回は新しく仲間入りした2羽のプロフィールと移動の様子を紹介します。
それではまずは順番に個体のご紹介。
こちらがオスのミゾジロウ。2020年5月31日生まれの現在2歳です。若いですね~。
青い足環がついているのが識別のポイントです。
先代のミゾタロウのように沢山の人に愛され、
野毛山のミゾゴイの次世代を担っていってほしいと思いこの名前を付けました。
次にメスのミゾミです。2020年7月14日生まれで現在2歳です。若いですね~。
ミゾミは赤い足環でミゾジロウよりも顔の辺りが色白に見えます。
ところでミゾミって安直な名前のようですが、実は現在ミゾゴイ達を展示している猛禽舎の住人、
いや住鳥たちの名前にはちょっとした傾向があるのです。お隣のハヤブサの名前はハヤミ、
その隣のフクロウはフクハ、一番右のノスリはノスミとノスコといいます。
(ハヤブサのハヤミ)
(ノスリのノスミ)
どうでしょう?種名の一部+ミが多いですよね。
というわけで、猛禽類ではないのですが猛禽舎の仲間としてこれからよろしくね!
との思いからこの名前になりました。
そんな2羽の近況はこれからブログでドシドシ紹介していこうと思っているので、
よかったら今後もミゾゴイブログに注目してみてください。
さて、ちょっとだけ寄り道してしまいましたが、ここからは移動日の様子をご紹介します!
当日、車に乗ってやってきた2羽の様子はというと...
こんなかんじでピタッと固まったまままったく動きません。
緊張したり警戒したりすると固まって動かなくなるのがミゾゴイという鳥の特徴なのですが、
パニックになって暴れるようなこともなかったのでとてもスムーズに移動できました。(写真はミゾミ)
さあ、輸送用ケージの扉を開けていざ新しい展示場へ!2羽ともまずは力強く飛び上がります。
ちなみに扉をあけてすぐ出てきたのはミゾミ、一方のミゾジロウはなかなか出てきませんでした。
そしてすぐにこの状態。ミゾミは止まり木の上で、ミゾジロウは地上で枝に擬態し動かなくなりました。
カラスの鳴き声やお隣のハヤミちゃんの気配、
そして何より我々飼育員の存在に緊張してささいな音にもドッキドキ。
ようやく伸びた首が縮んで動き出したのはそれからなんと一時間後でした。
その後、ミゾミは地上を探索していましたが、
ミゾジロウはずっと止まり木の上にいました。どうやらミゾミよりも警戒心が強いようです。
ちなみにこのブログを書いている現在(2022年12月6日)も止まり木の左端がお気に入りなのか、
よく高い所から人の様子をじーっと見ています。
初日はそんな担当者もミゾゴイ達にとってもドキドキの日でした。
この日を迎えるまでの準備や展示場に慣れていく過程などまだまだ書きたいことは沢山ありますが、
それはまた別のお話で。
何はともあれ、ミゾミ!ミゾジロウ!野毛山に来てくれてありがとう。
これからよろしくね!
2羽が野毛山動物園で快適に暮らせるよう、少しずついろいろなことに取り組んでいこうと思います。
ミゾゴイ達は現在もまだ完全には慣れていないため、
皆様も会いに来るときはどうかしずか~に見守ってあげてくださいね。
ミゾゴイ応援団 長野