更新日:2022.12.18【しましま便り】赤ちゃんと...変化いろいろです。
【しましま便り】赤ちゃんと...変化いろいろです。
12月4日、寝室を水洗いし、さて水切りしようかなぁと思っていたら、コロンと白い物体が転がっていました。
あれ?...と思って、拾ってみたら...「歯!」でした。
(抜けたの歯)
誰の歯かというと・・・隣の部屋にいた「ラッキー」が扉越しに覗きにきた時に抜けて、
こちらに飛んできたようです。
掃除前でなく、このタイミングに抜けたこと、すごくラッキーでした!
今回、抜けたのは下の第3切歯と思われます。
馬では、出生後すぐに乳歯が生え始め、5歳くらいまでに永久歯に生え替わります。
そのため、子は乳歯が生え始め、ムズムズしていろいろなものをカミカミしているかと思えば、
父は乳歯がスポーンっと抜けるのでした。
最近、練習を始めた第2の展示場(中展示場)では、はしゃぐ赤ちゃんの様子が見られます。
(たまに「ココロ」も一緒にはしゃぐので...担当者はヒヤヒヤですが・・・)
(ひゃほーいの赤ちゃん!!写真がブレブレです...)
そんな赤ちゃんの体にちょっとした変化が見られるようになりました。
ふさふさしている赤ちゃんの期間限定の茶色の毛が、一部抜けて黒い毛になっています。
縮れたたてがみは、なぜか白毛だけ倒れています...これは寝癖??それとも成長の証なのでしょうか??
さて、第一の展示場(小展示場)では親子だけで過ごすことにはだいぶ慣れてきました。
そこで、こんな練習も。
お掃除道具を持って、親子の様子を見ながら、隣の展示場を掃除してみました。
動物園で暮らす動物たちは、いつも静かな環境というわけではなく、
時には工事などを経験するため、いろいろな音や物などに慣れることは大切なことです。
いきなり工事に立ち会わせるわけにはいかないので、まずは日常作業をあえて見せています。
また、12月12日からは次のステップ「隣の展示場で誰かと一緒に過ごす練習」に入りました。
最初のお相手はもちろんキリンの「モミジ」です。
(見つめ合うキリンの「モミジ」と赤ちゃん)
この後、「モミジ」が赤ちゃんにご挨拶を...と首を伸ばしたところ、
「まだダメ!」というように「ココロ」にストップをかけられていました。
そこで、深追いしないのが「モミジ」...さすがエライです!
そのおかげか、赤ちゃんも初めて展示場で座る姿が見られました。
ニヤニヤが止まらない担当者...
(知らぬ間に激写されていました)
撮れた写真は...
(じゃん!)
堂々たる風貌ですね。小展示場は安心できる場所になったみたいです。
さぁ、他の展示場も安心できる場所になるといいね。担当者は頑張ってフォローするよ!!
最後に...「ラッキー」ですが、赤ちゃんが生まれ、大好きな「ココロ」が赤ちゃん優先のため、
ちょっと寂しいのか...担当者に体を掻いてほしいなどの要求が増えてきました(笑)
(獣医さんとコミュニケーションをとる「ラッキー」)
担当者が相手できない時は、トレーニングに来た獣医さんに対応してもらって、
獣医さんとのコミュニケーションを取る時間や触診トレーニングの強化としています。
赤ちゃんの展示練習で、なかなかトレーニングの時間がとることができませんが、
短時間でもコツコツ重ねて「ラッキー」のトレーニングも進むといいな~と思っています。
(飼育展示係 落合)