更新日:2018.03.15冬の出来事 その1
更新日:2018.03.15
冬の出来事 その1
久々の更新ですみません
この冬、展示場のガラスにお絵かきをしてみました。
新年のご挨拶です。
チンパンジーを夕方寝室へ入れ、展示場を清掃した後に、米粉を水で溶き、少しだけはちみつを加えた液体で飼育員一人、書初め(?)をしました。
そして乾燥させること一晩。
チンパンジーは、前日の夕方に飼育員が普段と違うものを持って展示場に出て行ったのを見ていたせいか、朝は「外はどうなっているんだ?」と我先にと展示場に出ていきました。
まず、ミラクルが様子を見に行きました
コウタロウは、高いところは届かないので、低いところで味見をしていました。
一番執着したのは、最年長ピーコさんでした。
歯ではがそうと頑張っていました
夕方はこのようになっていました
下の方の字はだいぶぼやけていました。
そもそも、なぜこんなことを試みたかというと、チンパンジーが壁のコンクリートがもろくなってたところをほじっていたのをみたことがきっかけでした。
通常、頑として動かないものへの興味は薄いのですが、少しがたつきがあったり、遊びのあるものにはかなり執着して壊そうとすることがあります。そこで、爪や歯ではがせるものに執着し、採食時間がのびるのでは?と考えました。
今回の液体の甘さは、相当控えめだったせいか、少し経つと飽きてしまいました。
そして、「舐める」行動がひきだせるかも、という期待に反し、ピーコさんのように歯でかじろうとする個体が多かったことが意外でした。
今後、また進化した形で実施していこうと思っています。
(飼育展示係 橋本)