更新日:2018.12.03アカエリマキキツネザルの「ぽかぽかお日様箱」
更新日:2018.12.03
アカエリマキキツネザルの「ぽかぽかお日様箱」
年の暮れ、寒さが身に染みる今日この頃ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
野毛山動物園の元気者、アカエリマキキツネザルも寒いのはちょっと苦手。どんなふうに過ごしているか、覗いてみようと思います
さて、この箱、アカエリマキキツネザルの運動場にいくつか設置してあるものなんですが、ただのお休み処ではないのです。
実は、天井は金網越しに、こんな風になっています。
これは、コルツヒーターといって、主に養豚場などで寒さに弱いブタを上から温めるのに使うヒーターです。これがあることによって...
こんな感じにあられもない姿でお腹を温めることができるのです。
というのも、キツネザルの仲間たちは、恒温動物なのに体温調節がちょっと苦手なのです。寒い夜の間など、体温が下がってしまった時、日中はお日様の光にお腹を当てて日光浴をします。日本の冬はとっても寒く、日照時間も短いので、こんな風に人工的にぽかぽかお日様仕様の箱を用意すると、体を温めにやってくるのです。
あれ?今日はアカエリマキキツネザルがいないな?と思った時は、箱の中でお腹を温めているかもしれません。
ちなみに、本物のお日様がぽかぽかな日は、こんな風にその辺で温まっているこのもあります。